鵜殿は、淀川最大の河川敷があり、たくさんの植物が自生し鳥の餌場や産卵の場として自然豊かな所です。
そこに群生する葦でヨシズが作られ、水の浄化に役立っていました。しかし近年、輸入におされ立ち枯れの状態で残っていました。
そこで、鵜殿ヨシ原研究所・鵜殿クラブを主宰する小山弘道所長は、葦原の再生と新たな利用法として99年に琵琶湖の葦保全を訴えるイベントを通じて出会った、福井県越前市にある山田兄弟製紙株式会社と共に葦を原料にした紙の開発にとり組みました。試行錯誤を重ね、葦を原料とした葦紙を山田兄弟製紙が開発しました。
ヨシ紙は、柔らかな手触り、素朴さ、暖かさ、穏やかな色感で自然の豊かさを感じさせてくれます。
また国の重要無形文化財<宮内庁の雅楽>・雅楽の演奏に使われる楽器 篳篥 (ひちりき)の蘆舌(ろぜつ)は、鵜殿の葦が使われています。 (2009年9月
ユネスコは、宮内庁楽部の演奏する雅楽を世界無形文化遺産に指定しました) ヨシ紙を使うことで、自然や環境や文化を守ることにつながるというわけです。
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