枚方・穂谷の里山の竹で作った竹紙について

枚方、穂谷の竹紙

 

真っ直ぐに青々と空に伸び、風にさやさや揺れる竹の姿は美しいものです。

この竹は、日本の里山100選にえらばれた枚方穂谷の竹を使用しています。

若竹を伐り出し、節を取り、水に2年以上漬け込みます。

繊維を取り出し、洗い、晒します。

煮て晒し、臼でひいて漉き、日干し乾燥。

中国最古の竹紙製法と同じです。

自然のもの、自然に添って漉いていく、同じものは出来ません。

一枚一枚の竹紙の風合い、表情を感じて頂ければ嬉しく思います。

 

竹紙作家 田上 武子

 

田上武子さんとの出会いは、枚方市駅前で和紙ギャラリーを始めてすぐに、<ヨシ展>を開催した時でした。

ボランティア活動で、枚方・穂谷の里山保全をされている中で、独学で竹紙創作活動を始められたのですが、

その自然と情熱が、最大の魅力です。 この竹紙を使うことで、枚方・穂谷の保全活動にもつながるのも嬉しいです。

竹の繊維感が残るナチュラルな風合いは、人を和ませてくれます。