2007年7月、天の川伝説で有名な交野市にて、和紙にこだわったカフェ「和 Art Cafe May 」をオープンし、その秋に、鵜殿ヨシ原研究所 所長の小山弘道先生と出会い、淀川の水辺に自生する植物「葦」と「鵜殿ヨシ原」のことを知り、そのヨシを活用した「ヨシ紙」をご紹介頂きました。淀川は知っていても「ヨシ」とは未知の世界で、「ヨシとアシは同じですか?」という話から教えて頂いたのを今でも覚えています。
・・・それがすべての始まりでした。
その後、枚方市で「アトリエMay」として再スタートし、ヨシ紙を中心に事業を展開することになり、「ヨシ製品が消費されることでヨシ原を守るという仕組み」を構築し、次世代に自然や文化を繋いでいけるような事業にしたいと願って、2014年7月に法人化致しました。
これまでの地域資源を有効活用した商品作りの実績をもとに、淀川水系や地元農家さんの6次産業化、ふるさと名物の創出やブランディング等、地域資源を活かしながら、時代のニーズを取り込んだ<まちのデザイン事務所>としても展開しております。
そして、 2020年には次なるステージに向かうきっかけとなった「ヨシを繊維化しヨシ糸をつくる事業」と出会い、クラウドファンディングで資金を集めて、2021年に創業地の交野市で「ヨシ繊維研究所」を立ち上げ、ヨシ繊維を製造することになりました。これで、「ヨシをよしとする商品計画」衣・食・住が完成致しました。この商品計画を開始したおよそ10年間で、300種類以上の多様なヨシ製品が生まれました。そのヨシ製品の開発は現在も進行中で、色々な事業者様との協業によって、ヨシを活用した多様な製品が、今もどんどんと進化し生まれています。
最近では世界的に環境問題が深刻化し、SDGsに取り組む企業が増えて来たこともあり、「ヨシ原を守る仕組み作り」に賛同して下さる事業者様が増え、2023年には一般社団法人ヨシオープンイノベーション協議会を立ち上げました。個社では不可能なことでも、理念と情報を共有し取り組むことで、新たな事業を創造して行けるのではないかと期待しています。
ヨシ刈りからヨシ繊維製造を協業して下さる事業者様、ヨシ繊維を活用し協業して下さる事業者様と共に、ヨシというサステナブルな素材を活かし、時代のニーズにあった「ヨシ製品」を創出することで、地域のヨシ原を守り、環境や文化を守り、次世代に繋げて行きたいと思います。
小山先生から受けたバトンを次世代へ。。。
今まで「アトリエMay」を支え応援して頂きました皆様に心より感謝申し上げます。そして今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社アトリエMay
代表取締役 塩田 真由美
名称 | 株式会社アトリエMay |
設立 |
2014年7月17日 |
所在地 | 大阪府枚方市津田山手1-13-3 |
資本金 | 3百万円 |
代表者 | 代表取締役 塩田真由美 |
従業員数 | 6名(アルバイト、子会社役員含む) |
事業内容 |
ヨシ繊維製造およびヨシ糸・ヨシ紙企画販売/デザイン/イベント企画・運営/小売業/ヨシ製品のOEM |
子会社 | 株式会社アトリエMay I(アトリエMay100%出資) |
アトリエMayの昨日、今日
laboratory&SHOP
地域活性化研修センター(グリーンビレッジ交野)
〒576-0033
交野市私市9-4-5
TEL 072-845-4039
2023年3月より、工場にて販売を開始いたしました。
お越しいただく際はお電話くださいませ。